現役大学生がヨガインストラクターになった理由

明治薬科大学薬学部薬学学科

大坂愛美さん

2021.12.11

ミス明治薬科大学2019グランプリ、ミスオブミス2020ファイナリストの大坂愛美さん。大学生になる前に、何か新しいことに挑戦したいと想いからヨガを始めました。現在は、大学生でありながら、ヨガのインストラクター、女性ファッション誌のWebサイトでは珍しい、環境問題についても触れる記事を投稿するライターとしても活動しています。そこで今回は、ヨガや環境問題などへの取り組みについて大坂さんにお話を伺いました。

  • 明治薬科大学薬学部薬学科

    大坂 愛美(おおさか・あみ)さん

    1999年埼玉生まれ。ミス明治薬科大学2019グランプリ、ミスオブミス2020ファイナリスト。ライセンス『全米ヨガアライアンスRYT200』を取得。大学では薬学について学び、薬剤師を目指している。また、自身のヨガスタジオでヨガを教え、女性ファッション誌ウェブサイトの読者モデル兼ライターとしても活躍。

若い世代こそヨガを

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ヨガと出会ったきっかけを教えてください。

もともとタレントの吉川ひなのさんに憧れていました。吉川ひなのさんがヨガをやっていることを知って、吉川ひなのさんのライフスタイルや考え方はヨガから影響をを受けていると感じ、私もやってみたいと思い、高校3年生の冬にヨガをはじめました。また、大学受験が早く終わって、何か新しいことに挑戦したかったのと、ただ自分が習うだけではなくて、人にヨガを伝えたいという思いから、すぐに習い始めて、資格取得をしました。

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そもそもヨガとは何ですか?

古代インドが発祥で、瞑想をするためにあるものです。運動にもなりますが、精神的にも良いとされています。効果としては、自然治癒力を高めたり、腰痛・肩こり・冷えなどの緩和や、自律神経を整えて、ホルモンバランスの調整をするといったことがあります。

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どんな人にヨガはおすすめですか?

運動不足の方はもちろん、体の重心の使い方がわかるようになるので、スポーツをやっている人にもおすすめです。ですが、正直私は全員必要だと思っています。特に、今の時代はSNSなど目に見えないものの評価を気にする人が多いと思うので、本当の自分自身としっかり向き合うことが大切だと感じています。そのためにも、自分に集中できる瞑想などがあるヨガが最適だと思います。

動物にも優しいライフスタイル

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DIYやヴィーガンを意識した生活を送られていますが、環境問題を意識するようになったきっかけはなんですか?

ヨガのスクールで、アーユルヴェーダというインドの医学に興味を持って、アーユルヴェーダのスクールを受講したことです。アーユルヴェーダとは、世界三大医学のひとつです。主に瞑想やヨガ、ハーブを用いた食事療法などで、日常生活に取り入れて病気を予防し、心と体の健康を保つことを目的としているものです。アーユルヴェーダは食べ物を通して、ひとつひとつ見直すことをしていて、改めて食べ物がどうやって出来ているのかを考えた先に、動物や環境問題にたどりつきました。

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ヨガと環境問題で共通するところはどこだと思いますか?

自分に正直に生きるというところだと思います。ヨガには、八支則という8つの教えがあり、そのうちの一つにヤマ(やってはいけないこと)と二ヤマ(やるべきこと)があります。ヤマ・二ヤマに自分に正直に生きるという考えが入っていて、例えばお肉を食べる際に、この動物の命を奪ってしまったと罪悪感を感じ、私は食事を楽しめないことがありました。さらに、食べるために家畜を増やすと、CO2も増え環境問題にも繋がります。食事だけではなく、日々の生活のあらゆる行動をヨガの考え方で見直すと、環境問題などに行き着くことが多いと思います。

みんなで行動する社会を目指して

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現在はヨガや食について、どのような活動をしていますか?

ヨガのインストラクターをしたり、女性向けファッション誌のWebサイトで食や環境問題についての記事を書いています。ヨガ教室については、室内でも行いますが、友人とは公園など自然の中でリラックスしながらできるような機会も設けています。また、キャンドルヨガ、椅子ヨガ、ストレッチヨガなど様々なクラスを行っています。

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活動についての反響はどうですか?

コロナの影響でしばらくヨガが出来なかったのですが再開した際、生徒さんが「レッスン中の先生の言葉を思い出し、当たり前の日常がありがたいことに気がつくことができました。」と伝えてくださいました。私の役目はヨガのポーズを教えることではなく、その人の人生を少しでも幸せにするための「気づき」を与えるサポート役だと思っているので、その言葉をもらった時はとてもやりがいを感じました。

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今後の展望を教えてください。

一人でも多くの人がより自分らしく心豊かな人生を送れるよう、導くことの出来る存在になりたいです。そのツールがヨガやアーユルヴェーダだったり薬学の知識だったりと、ホリスティックに対応できるよう私自身まだまだ勉強が必要です。
環境や畜産の問題については、1人が100頑張るのではなくて100人が1行動するように意識が変われば、より良い地球に戻っていくと思います。

大坂さんのおしゃれなエコライフ

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大坂さんにとってオシャレなエコライフとは何ですか?

「人生をより豊かにするもの」
ペットボトルからマイボトルに変えたら愛着が湧いたり、動物性食材の代わりになる食材を見つけることが楽しくて、最近のマイブームです。エコのために
あれが出来ない、これが出来ないと考えるのではなくて、新たなものと出会える楽しさ、喜びを感じてこれからも日々生活していきたいと考えています。

Editor's note
ー取材後記ー

  • 半田 鈴奈

    実は、大坂愛美さんとは仲良くさせて頂いているのですが、彼女の自然や動物に優しいライフスタイルが、ヨガや憧れの人の影響を受けていることをはじめて知りました。また、ヨガは社会人女性がやっているイメージがありましたが、将来を迷っていたり、自分について考えたりと、自分自身の時間が大切な若者にこそ必要ということで、私もやってみたいなと思いました。そして、SNSが主流になり、誰もが発信しやすい社会になりましたが、内容によっては発信が難しいということを改めて感じました。マイノリティな意見でも発言しやすい社会になるよう、私も環境問題についてこれからも発信し続けたいです。