新・ボーダレスファッションで新しい自分に

2021.7.29

普段服を選ぶとき、「女性だから可愛らしいデザインの方がいい」「若い人はこの丈の方がいい」と、無意識のうちに年齢や性別で色やサイズ、デザインを選んでいませんか?2021年7月19日からユニクロ銀座店で新・ボーダレスファッション「Gradation」の展示が始まりました。展示では、バンタンデザイン研究所の生徒とユニクロがコラボレーションし、ユニクロのアイテムを使った「ステレオタイプ」な考えを壊すようなスタイリングを提案しています。

「Gradation(グラデーション)」

今回の展示のタイトルは、「グラデーション」。服に対するステレオタイプを壊し、性別、国籍、年齢を問わない自分の着たい服を選べる場所にしています。ユニクロ銀座店では、ウィメンズ、メンズ、キッズ、マタニティなどあらゆる商品が揃うものの、いつも決まったフロアにしか行かないという方も多く、日頃から、私たちは服に対する固定概念に捉えられています。今回の展示には、そんな日常に存在する固定概念に目を向けて、性別、国籍、年齢を問わない新ボーダレスファッションを楽しんで欲しいという想いが込められています。

ユニクロのアイテムで作る新しいスタイル

今回の展示には24名のモデルが起用され、性別や年齢、国籍を乗り越えるイメージをグラデーションで描かれています。各スタイリングに使用しているアイテムは、すべてユニクロで販売されているもの。展示で提案されているスタイルを一部ご紹介します!

サイズに囚われず、トータルでベストなバランスを追及しているところが真似したいポイント。

メンズ/レディースの選択も自由に!男女兼用のアイテムを取り入れることで新しい自分に出会えるかもしれません。

ベーシックカラーで無難にまとめてしまいがちなコーデも、色やデザインが好きなものを自由に選ぶことで気分が上がり、個性が際立ちそうですね。

バリエーションに富んだユニクロ

バンタンの学生で展示に携わった田中優貴子さん(バンタンデザイン研究所 WSヘアメイク本科)は、「ユニクロの服はサイズやカラーなどのバリエーションがたくさんあり、多様なスタイルを生み出しやすいと感じた」と話しています。
レディースの服もサイズ展開が豊富なので背の高い男性でも取り入れやすく、自分の好みに合わせてアイテムを選び、形をくずして着ることができたりと、自由に様々なスタイルに挑戦できるところがユニクロの魅力の一つと言えます。

今日からはじめるおしゃれな暮らし

ファッションの選択肢を幅広く持つ

今回の展示は、ファーストリテイリングが取り組む「UNSTEREOTYPE School」の一環として行われています。「UNSTEREOTYPE School」プロジェクトは、「服」という身近なものを切り口に、一人ひとりが抱いている様々なステレオタイプに気づき、そこに意識的であることで、誰もが自分自身のありたい未来を描ける世界を共創することを目指しています。
最近では、ファッションは自己表現の一つとして、多くの人が自由に楽しめるようになりつつあります。しかし、多様性の尊重という考えが進む中で、依然として性別や国籍、年齢のステレオタイプは残っています。私たち自身が、普段着ないサイズ感やカラーに挑戦してみることで、ファッションにおけるステレオタイプへの考えは少しずつ変化していくのではないでしょうか。今回の展示のスタイリングを参考に、ぜひファッションの選択肢の幅を広げてみませんか。

ライター 長谷川瑞佳

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